天才料理少年 味の助 レビュー
TOPに戻る

[プロローグ]

『天才料理少年味の助』というマンガがマガジンにて連載されている。
その名からもわかるように料理マンガと設定されている。表向きは。

このマンガには裏の顔がある。見え見えの裏の顔が。
料理マンガとしては理不尽と言うか、不条理と言うか、力いっぱい道徳に反しているのだ。
しかも18禁の方向に。

少年マガジンで18禁。
これは普通ならば編集者や保護者によって弾圧されるはずなのです。
しかし!味の助は大丈夫!なんたって編集者もグルですからね。
これで出版する時点では問題が無くなります。
次はこのマンガを読んだ子供の保護者ですよ。
マンガの中で18禁なできごとが繰り広げられているのですから、
子供の教育に良くないのでは、と編集に文句を言おうとするわけです。が。
これは料理マンガ。
コロッケの肉汁がピュピュッと幼女の顔にかかろうが文句など言えないのですよ。

少年誌で繰り広げられる傍若無人な振る舞い。一緒に見てもらって楽しみましょう。
それではいきます。天才料理少年 味の助レビュー!!

[第1皿 天才少年シェフ・味の助現る!!]

まずは登場人物の紹介。


主人公の『徳川味の助』
中学生にして母親が経営する洋食屋のコック。
店は近所やクラスメート達が来てくれている。
そして彼の父親は伝説の料理人。百の味覚を持つ『百舌』なのです。
ピンチの時に何かを食べると、
味覚が暴走して料理を思いつくという、なんとも都合の良い能力を持っているのです。
その暴走のことを「料理の声が聞こえた」と言い表すのですよ。
あるときはカツサンドから御飯に肉汁の染込んだ丼を。
またあるときは食パンを狂ったようにむさぼり、肉汁の飛び出すコロッケを思いついた。
この二つでも無理があると言うか、結局は肉汁を出せば勝ちみたいになってるんですが。
次の料理はもう「料理の声が聞こえた」なんて次元じゃないですから。
突然味の助の頭に肉マンが浮かび上がり、魚介パスタを思いついたという話なんですが。
もうこれに関しては別に味覚なんて暴走してないからね。
何も食べてないのに超能力の様に肉マンを思い浮かべたわけですから。こんなことなら、主人公を宜保愛子にしても大差ありません。
まさに御都合主義の極みですよ。


そしてヒロインの萌乃香。
こいつについては後で画像を見てもらった方がわかりやすいかと。

”料理界の番人”こと『神宮寺徹』
日本料理界の頂点にいた男で、
現在は名ばかりの有名店や行列店を片っ端から叩いて潰して回る料理評論家。

この神宮寺が、別に有名でも行列店でもない味の助の小さな店にある日突然やってきます。
そして味の助に対して「丼物を作れ。」と命令。
人の良い味の助は「ここ、洋食屋なんですが。」なんてクレームもつけずに即興で作り上げて神宮寺に食べさせたのです。
その丼を一口食べた後、いきなり激昂して、「”こんな”物は”丼”とは呼べんわ!!!」とか言い出します。そんなことは洋食を食べてから言えって話だから。
無駄に迫力満点

こんな無茶な注文つけるやつには、どちらかと言うと”料理界のジャイアン”の方がお似合いだ。
残さずに全部食べろよ。料理がかわいそうだろが
そんな料理界のジャイアンが卑下にした丼と言うのは、
薄切りの豚肉を何枚にも重ねて揚げたトンカツの『カツ丼』。
いや。美味しそうですよね。聞く限りには。
これを見て驚くがいいさ。


ぴゅっぴゅっぴっぴゅっ


何段にも重ねられた肉のヒダから溢れ出る多量の肉汁。
いや、それはまだいいとして、「ぴゅっぴゅっぴっぴゅっ」っていったい何事!?
確かに。聞き覚えならありますよ。ここでは言えない様な18禁丸出しの雑誌でなら。
これじゃあ「丼じゃない!!」なんて言われて当然と言うか。むしろ神宮寺は常識人。
さっきは”料理界のジャイアン”なんて言って悪かった。映画のジャイアンに格上げしてやるよ。

そんなこんなでジャイアンに料理雑誌上で最低ランクを付けられた味の助の店はどんどん落ちぶれていきます。そこで再起を図り、カツサンドから新しい丼料理を思いついた味の助は神宮寺に再評価を申し込みました。

再び店にやって来たジャイアン。こう言い放ちました。
「私を二度も不愉快にさせて営業を続けられる店は無いと思え。」
一見さんが多い店ならともかく。味の助の店の様な地域に根の張った店なら、
雑誌にどんなことが書かれてようがほとんど被害はないはずなのですが。
これもストーリーの都合ですか。そうですか。

そんなことも気にせず話は進んで、
店の存亡をかけた料理が大勢のギャラリーの中で満を持して出てきました。




          

え、なに、これなに?
いったいこのへたするとサーバーから削除をくらいそうなものなに??
もうこうなると作者が狙ってやっているとしか思えません。
そう、これが味の助第一のエロ料理。通称『マ○コ丼』ですよ。

そしてこのマ○コ丼の割れ目にお箸を突っ込んで割っていくのです。
切れ目から・・・・!?


来たっ!!開くぞっ!!
トロトロ
これは!!
トロン

普通の肉以上に肉汁がドクドク出てる!!
肉汁トロトロトロ

少年誌で『ドクドク』なんて擬音初めて聞いたよ。

しかもこの場面で「肉汁がドクドク」だけを太字にする意味がわからん。
あ、あれか。編集部もグルだったな。さすが、宗田先生は期待の新人だもんね!

それにね。ヒロインの『肉汁がドクドク』のあとすぐのセリフが、
トロトロ・・・・はぁ〜  おいしそ〜
ごくりっ
ってのは、なしだとおもうよ。
よだれを垂らしながらのどを鳴らすとか、調教系のM娘でしか見たこと無いから。
あれか、味の助から肉汁奴隷の調教を受けてんのか。

そしてまだヒロインの狂った言動は続きます。
どんどん出てくる肉汁を見ながら、

汁がこんなに!!次から次へとあふれて・・・・
タプタプタプタプぴゅうっ

もうどこから突っ込んだらいいのかわかんねえよ!ヽ(`Д´)ノウワァン

なに、どこから何の汁が出てるのかはっきり言えよ!
これがラジオの放送だったら確実に放送中止になるからね。
もし味の助がアニメになったら録画してここだけエンドレスに再生かけるところなんですが。
ここでの問題は、マ○コ丼を割ったら汁が溢れてきたというところですね。
実際に本物を見てみたいというか。
ガツガツ食ってみたくなりました。

―第2皿に続く―
TOPに戻る



アクセス解析
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送