SEA of THORN
ただ、そばにいるだけで

ただ痛くて　痛くて　誰かに寄り添い眠りたかった
繋がれた鼓動が速くなるにつれ　誰かに痛みを分けてしまうとしても
辛くて　辛くて　そんなときにあなたと出会った
予想外の愛が加速するにつれ　あなた以外を拒んでしまう　だから

この茨を　突き刺さるトゲを　あなたの温もりで溶かして欲しい
どれだけ擦れて傷ついても　あなたとなら笑っていられるから


とても疲れて　疲れて　あなたと共に眠りたかった
鋭い痛みは増すのみで僕を　休ませてはくれなかった
僕を包み込むこのローブ　けして柔らかくなんて無く
ゆっくりと傷は大きく開く　一人だと縫えもできない　だから

この茨を　絡みつくツタを　あなたの優しさでほどいて欲しい
どんなに心がつぶれていても　あなたと共に笑っていたいから


もうここから抜け出せる　淡い希望は塵となる
もがくほどに切り刻まれるから　動くこともやめてしまった
足を踏み入れた時以来　血はまだ乾きもしていなくて
沈んでいく体に力はない　頭上に現われた手の主は　あなた・・・・

茨の海で　溺れる僕を　あなたの腕で抱きしめて欲しい
苦しみのみに支配されたこの身さえも　あなたを求め、もがいているから

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